福島県のラドン温泉を巡るその2@母畑元湯でラドン温泉を満喫する:火の鳥編

母畑温泉に到着

*1泊の出張を利用してラドン温泉巡りです

「ここだわ」
「さて風呂」


駐車場に車を停めてバス通りをテクテクと歩きました
母畑元湯のバス停がある所が目的地のラドン温泉です


以前に母畑温泉に来た時から気になっていた母畑元湯の看板です
奥様が直接電話をして日帰り入浴が可能なことを確認しました


バスは1時間に2本あるかないかというのとてもどかな環境です
石川駅は水郡線・須賀川駅は東北本線でどちらも郡山に行ける

めも須賀川から2駅で新幹線が停まる郡山駅


歴史を感じさせる建物の母畑元湯で久々のラドン温浴をします
最近身近で数人が癌で亡くなっているので予防目的もあります

*ラドン温泉のおさらい*

 なんで原発事故が起きた福島県に行ってわざわざラドン温泉に入るのか?

 一言で言えば全くの別物だからです

原子炉で生成された放射性物質も天然のラドンも浴びれば被爆になります
ラジウム226がアルファ崩壊し地下水に溶けて地表に出てきたのがラドン温泉
環境問題になっているのは原子炉の核分裂で生成されて漏れた放射性物質

 原子炉で生成されて外部に漏れた放射性物質とは?

 原子炉で核燃料物質が核分裂して生成された核分裂生成物などのこと

甲状腺に蓄積し半減期(半分になるまでの期間)が8,2日のヨウ素131
筋肉および全身に蓄積して半減期が30,2年もあるセシウム137
プルトニウム239に至っては半減期は24,110年でもはや人類の歴史の時間
これらの放射性物質は原子炉内で核分裂により生成された核分裂生成物
体内に残留している期間は放射線を出し続けるので人体に非常に有害です

 ラドンは何をするのか?

 自然界に存在するウラン238が壊変してラジウム226という固体になる
半減期が1,600年のラジウム226も不安定な元素なので壊変して気体になる
これがラドンガスで半減期は3,8日だが体内に入ると約2時間で排出される

体内に入ったラドンガスはアルファ線を放出しながら細胞を刺激していく
大量の抗酸化酵素や癌を抑制するP53遺伝子を体内で活性化させる
つまりラドンは癌化してしまった細胞に対する強力なストッパーなのです

 

母畑元湯


電話で連絡をした事を伝えると女将さんが部屋に案内してくれました


ここが日帰り入浴するための相部屋です

「貸切りみたいだな」


水がきれいな場所で飲むお茶はとても美味しいですね
東京で飲んでもがっかりするのでたくさん飲んでおきます


鉱泉とは医学的見地から治癒成分を含んだ地下水や湧水のこと
日本の温泉法では25度以上を温泉、それ未満を鉱泉と言います


温泉分析書は2枚あって1枚目には15,29マッヘの単純弱放射能冷鉱泉と記載
2枚目は30マッヘ以上でペーハーが10,4なのでアルカリ泉としても有能です

めもピンボケなので2枚目の画像は割愛


加水なしだから100%が源泉で循環ろ過ありで加温されています

「ポイントは上からの温水だな」


さて久しぶりの天然ラドン温泉に奥様も大喜びです

 

母畑元湯の浴室


中は広くはないですがちゃんと窓を閉め切っていていい感じでした
見覚えのある浴槽は以前に訪れた事がある母畑の源宛とほぼ同じ形

めも母畑温泉の源苑でラドン三昧


石鹸と風呂桶とイスがあるだけのシンプルな内部でした
目的はアメニティーではなくラドンなので問題ありません


壁を挟んだお隣は女湯です


掲示の中に書かれていた『上からの温水は源泉』というのはこの湯口です
ここから母畑元湯のラドンの源泉が出ているので鼻を押し付けてしまった

「アルカリ泉としてもちょいぬる系でいい泉質です」


奥には宿泊や湯治する人のための部屋があります


また素泊まり用の部屋もいくつか用意されていました
長時間いて入浴を繰り返すなら借りてもいいかもです


日帰り入浴は午前6時から午後7時まで可能です
今回は午後1時から5時くらいまで伸び倒しました


母畑元湯で久しぶりの天然のラドン温泉を満喫!
車で走っていたらきれいな虹がかかっていました

「健康で楽しく暮らすのが1番!」

*火の鳥と永遠の生命*

マレーシア旅行の飛行機の中で読んでいたのが手塚治虫の『火の鳥』でした
その血を飲むと永遠の生命が得られるという火の鳥を求める人間模様が主題
少年の頃は少し変わった歴史やSF漫画の中のひとつという感想しかなかった
自らが医師免許を持つ手塚治虫は永遠の命を求める事がどれだけ馬鹿らしいか
生物には寿命がある事がどれだけ正しいことなのかを漫画で表現しています

だいぶ昔、生理学の講義を受けたときの先生の研究話を思い出しました
癌とは自分自身の細胞内にある遺伝子が傷ついて発症する病気です
DNAの情報が変化し体の命令を無視してどんどん増え続けていきます
つまり不死になって増殖を繰り返す自分自身の細胞が癌細胞だということ

抗がん剤は自分自身を叩くのだから必然的に処方に伴う副作用が大きい
特に進行性の癌は手術の対象にならず現在は化学療法での治療が中心
副作用がどれほど辛くても薬を飲まなければ癌細胞はさらに増殖する

しかし未来の癌医療はアポトーシス(細胞の死)を促す方法が主軸になる
遺伝子のエラーで不死になった癌細胞を正しい寿命に導いていく医療です
そのカギになるのがP53遺伝子などの癌を抑制する遺伝子の存在です

聴覚にハンデがあって医学部進学を諦め研究者としての道を選んだ
現在でも研究を続けているだろう名前を忘れた先生のお言葉でした

永遠の生命を求める人間を描いた『火の鳥』

「手塚治虫は深い」

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