2019年7月のタイ旅行の覚書5@タイバーツの両替:為替のポイント

タイバーツを知る


海外旅行をするときは持っている日本円を現地通貨に換える必要があります。
今回はタイ旅行ですのでタイの通貨であるタイバーツについて考えてみます。


現在タイで流通しているお札は20、50、100、500、1000バーツの5種類です。
硬貨は1バーツの4分の1の25サタン、2分の1の50サタンと1、2、5、10バーツ。

「500バーツ札が抜けてるわ」

*基本的なお約束*

*海外旅行では円高の方が両替はお得。
円高というのは現地の通貨と比べて相対的に日本円の価値が上がっている状態です。円高や円安などの為替相場の変動は国際情勢の変化だったりトランプ大統領の一言だったり理由はさまざまです。同じ金額の日本円でも円高であれば交換(両替)する現地通貨の量が増えます。海外旅行者は円安よりも円高の時に現地通貨に両替すればお得になると考えればいいです。(注*ただし国内の銀行での両替はおススメしません)

*タイで高額紙幣は使えない。
タイの街中では1000バーツと500バーツの札を使う機会がほとんどないらしい。長距離のタクシー利用とか1度に高額な買い物をしないのなら、なるべく両替時に細かいお札に換えてもらった方がいいです。お釣りが無いと言われる原因になります。マッサージやベッドメイクなどチップが必要な場面が多いので小額紙幣のニーズは高いです。

*10倍の法則で価値を把握する。
日本に比べて一般的に東南アジア諸国の物価は安いです。しかし単に円に換算したときに安いと思っても、現地の感覚から見れば必ずしも安いといえない場合もあります。そんなときに使えるのがタイの10倍ルールです。たとえばレストランで食事をして500バーツを支払うとします。日本円に換算すると1750円くらいだから、エビやカニの旨い料理を食べたのなら安いと思うかもしれない。しかし現地の感覚で言えば10倍にした日本円の金額に近いらしい。つまり500バーツ×10で5000円くらいの料理だったことになります。日本でこの金額を支払っても安いと思えるのであればお得な料理だと言えます。支払う金額の10倍の日本円が現地感覚に近いようです。

「まあ気持ちの問題ですけど」

 

 

*タイバーツと日本円

*為替のチャートを確認する

FXをやっているのでなければ為替相場のチャートなんて見る必要はないです。
しかし今が円高か円安かを時系列で確認すると両替するときの参考になります。


直近3ヶ月のタイバーツと日本円の相場の変動をチャートで見てみます。
赤や青の縦棒が並んでいるのは所謂ローソク足という1日の価格の変化。

チャートは左から右に時間が進むので左端は3ヶ月前で右端は現在です。また右側の縦の数値は1バーツと交換するときに必要な円の金額です。この数値が低いほど1バーツに交換する日本円が少なくなるので円高になります。相場はある程度は一定方向に進む傾向を持ち、円高傾向になるとローソク足の方向も下向き(右肩下がり)になります。一見逆のような感じに思えるけど、チャート上のローソク足が上に行くほど円安で下に行くほど円高です。

「ここ3ヶ月なら今は円高のように見える」

 

*1年チャートを確認する(タイバーツ/円)


1年間の価格変動を見ると現在と比べてあまり極端には変わっていません。
しかし為替のチャートはもう少し長いスパンで見ると違った見え方になります。

 

*長期のチャートを確認する(ドル/円)


国際的な基軸通貨はアメリカドルなのでアジアの通貨もある程度は連動して動きます。
2002年1月には130円台の円安だった相場も2007年8月のパリバショックから円高に。
翌年のリーマンブラザーズの破綻で更にドル売り円買いの急激な円高が進みます。

 

*10年チャートを確認する(タイバーツ/円)

10年前は2007年のサブプライム問題から起きた円高ドル安傾向が続いていました。
為替の動向や市場の株価などに興味がなかった民主党政権の時代でもあります。

アジアの通貨もドルと連動もしくは近い動きをするので世界的に円高傾向です。
その状況が変わったのは2011年末で翌年6月くらいから円安の時代に変化をします。

 

*拡大するとわかること


大底の部分を拡大するとチャート上には典型的なダブルボトムが出ています。
それまで続いていた相場の傾向が逆の方向に反転するサインでもあります。

為替などの相場はその後に起こる国際情勢の変化に敏感で現実より先に動きます。
円安を容認しない安倍内閣の誕生をマーケットは既に先読みしていたのでしょう。

ダブルボトムの出現から半年後の2012年12月に第二次安倍内閣が発足します。
その後アベノミクスで円高是正が始まり現在まで円安傾向が続いています。

「それも米中の経済戦争でどうなるかわからんが」

*円高の原因*
サブプライム問題でアメリカ経済が減速するとの憶測からドルが売られて円高になるのはなんとなくわかるけど、東日本大震災などの大災害の時も円高が進んでいました。これには諸説ありますが、巨額の資金を動かす海外のヘッジファンドや機関投資家たちが自分のポジション解消のために円を買い戻さないといけなくなった事が大きな要因とされています。彼らの投資は最初に金利の安い日本で円を借りて市場で売りさばくことから始まります。外貨に換えたその資金を使って外国の株や債権に投資(円キャリートレード)をして利ザヤを稼ぐのが目的です。そうした資金のほとんどが日本国内ではなく海外のマーケットで運用されます。彼らは世界情勢の変化や戦争、大規模災害など株や債権の値段が下がるような事案が発生した場合、リスク回避で自分のポジションを解消するために持っていた金融商品を売却します。そして円を借りていたわけだからマーケットで買い戻して返却しないといけません。この流れからドルやユーロが売られて継続的に日本円が買われ、円高が進んだというのが実情のようでした。サブプライム問題でアメリカの経済が低迷したら日本の景気も上がるわけは無く、世界同時株安など経済的な影響が起こりました。ドルよりも安全資産の円にシフトしたから円高になったという説よりも、ヘッジファンドのポジション解消で円を買わざるを得なかったと言う見方のほうが説明に合理性があります。

*為替の変動でぼやく親父*
親父がまだ生きていたころに友人たちとヨーロッパ旅行をしたことがあった。旅の途中でお金が足りなくなった友人に、親父は現地で持っていたユーロを貸したらしい。その友人は日本に帰国してからユーロでなく日本円で返済した。しかしその頃は円安ユーロ高が進んでいて、換算すると旅行時よりも3割くらい安い金額の円を返してきた。ユーロで借りたものはユーロで、円で借りたものは円で返さないと為替変動の影響をモロに受けるという貴重な体験ですね。巨額の円を安い金利で借りていた海外の機関投資家やヘッジファンドも、借りた通貨で返さなくていいなら円高がこれほどまで進むこともなかったでしょう。このユーロ貸し円返しについては、かなり後々になるまで思い出すように親父がぼやいていました。

 

*両替のポイント

*円とバーツの関係


国外に出ると、現地通貨が日本円でいくらという表示が逆になります。
つまり円が現地通貨でいくらなのかと表記されるので慣れが必要です。

「毎回空港で少し悩む」


上の画像では日本円(JPY)に対して0.29750と0.29900と二つの金額が出ています。
これは1円を0.29750バーツで買います、1円を0.29900バーツで売りますの意味。

*POINT*

We sellはこの金額で現地通貨を売る(両替する)ということなので、単純に換えたい日本円をその数字に掛けると支払われる金額が計算できます。たとえば1万円をタイバーツに両替するならWe sellの数値を掛ければいい。そうすると1万円×0.297で2970バーツを受け取ることになります。空港内の銀行や両替所はだいたい手数料無料( No Commission)で日本円を掛けた金額がそのまま出てきます。数えて多いケースは絶対にないから少なかったら手数料を取られているか、あるいは騙されてるかもしれません。また日本円に戻すときの数値がWe buyの0.29900で、たとえばタイバーツを1万円に戻すためには1万円をこの数値に掛けると計算できます。1万円×0.299は2990になるのでカウンターで2990バーツを渡すと1万円が返ってきます。これも端数が出ると計算がおかしいのでちゃんと確認しましょう。金額にもよるけど小数点二位以下は切り捨てになる場合が多い。We sellの数値が高いほど交換レートがお得になり、We sellとWe buyの金額の差が少ないほど良心的な両替所と言えます。

 

*まとめ的な

*現地通貨の両替は現地で行い日本円へ戻すときも現地がお得。
*両替は日本円が現地通貨でいくらになるかのレートを把握しておく。
*タイバーツを両替すときは1000バーツ、500バーツ札をもらわない。
*タイバーツを使うときは10倍してみて日本円で妥当かどうか考える。
(100バーツは千円、500バーツは5千円、1000バーツは1万円)
*タイバーツがいくらだったか思い出すには3,5倍にすればいい。
(100バーツは約350円、50バーツは約175円、20バーツは約70円)

めも2019年6月4日の為替相場での参考価格

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